TPI NEXT(BDTPI)勉強会
テストプロセス改善技術であるTPI NEXT発売記念の勉強会に参加したので、まとめ。
ちなみに、テストプロセス改善技術についての事前知識は全くない状態での参加。
1 テストプロセス改善技術の概要
テストプロセス改善技術は新しい技術ではないが、あまり知名度はない。
勉強会参加者の事前のアンケートでも、実際に使ったことがある人は少なかった。
知名度はないが、SQuBOKにはしっかりと記載されている。
ISTQBのシラバスにも記載されているため、ソフトウェアテストを勉強したことがある人は見たことはあるはず。
テストプロセス改善技術の概要で紹介されたのは下記の2つ。
・TPI
・TMMi
TPI
テストプロセスを20個のキーエリアに分けたもの。
キーエリアはAからDまで四段階のレベルを持っている。
TMMi
CMMiのテスト分野。
CMMiでは、ソフトウェアテストについての記述があまりなく、CMMiを補完するのがTMMi 。
TPIは現場主導的であり、現場の人間からの目線で導入が出来る。
TMMiは第三者評価的であり、上位の人間からの目線での導入に向いている。
TPI、TMMiは両方とも導入するには敷居が高く、ISTQBのadvanced levelくらいの知識がないと、導入することは難しい。
2 TPI NEXT の概要
TPI NEXTはビジネス主導(Business Driven) なモデルで構成されている。
TPIでは、レベルをAからDで示していたが、TPI NEXTでは「初期レベル」、「コントロールレベル」、「効率化レベル」、「最適化レベル」というレベル名で表現している。
また、TPIでは、キーエリア同士の関連性があったのに関わらず、その関連性が分かりにくかった。一方、TPI NEXT では、キーエリアのアルファベットがそれぞれ関係しており、関係性が分かりやすくなっている。
例えば、テストツールのキーエリアはEから始まっており、Eを導入する前には他のキーエリアのEより前のレベルを改善したほうが良いなどということが分かりやすくなっている。
質問
Q、キーエリアの一番最初に「利害関係者とのコミットメント」とあるが、一テストエンジニアとして導入するには敷居が高い。どうすればいいか?
A、自分のマネジメントできる範囲のキーエリアから手を付けていくと良い。
キーエリアのグループのTP(テスト業務の専門性)は現場目線なので、手がつけやすいと思う。
Q、TPIを現在導入しているが、TPI NEXTに移行するためにはどうすればよいか?
A、本書付録のBに記載されている。
本をまだ読んでいないので、勉強会の内容を記憶がある限りでまとめました。
まず、本を読んで理解したいと思います。。。