JSTQB Foundation Level Specialist シラバス 自動車ソフトウェアテスト担当者 合格
3月頃に受験したJSTQBの自動車ソフトウェアテスト担当者に合格しました。
JSTQB FL 自動車ソフトウェアテスト担当者合格したみたいです。自動車ドメインじゃないけど。
— つのだ (@imtnd) 2021年5月10日
フルコンプ維持に成功。
このツイートだけみると、JSTQBのフルコンプを維持するために受験したようにみえますが、今回受験したのは業務で自動車関係のソフトウェア開発に間接的に関わることがあり、今後も関わる事がありそうだったので受験したというのが理由です。
風向きが変わり、今後自動車関係のソフトウェア開発と関わることは減っていきそうなのですが、勉強して学ぶことはあったし、無駄ではなかったと思っています。
JSTQB 自動車ソフトウェアテスト担当者について
JSTQB自動車ソフトウェア担当者は今回が初回の試験開催でした。
自動車ソフトウェア担当者はSpecialistという区分の試験になっています。
引用:
Specialistの区分はちょっと分かりにくいのですが、Specialistの中でもFoundation LevelとAdvanced Levelに分かれています。
この自動車ソフトウェア担当者はFoundation Levelの区分になっています。
ただ、受験するにはCoreに分類されているISTQBのFundation Levelに合格している必要があります。
今回の試験でも申込みの時にFLの合格証をメールで送る必要がありました。
内容について
後半のテスト技法とかは力尽きて記載していませんが、見て分かる通りAUTOSAR、ASPICE、ISO 26262などがメインで出題されます。
特にASPICEの内容が多い印象です。
試験のサンプル問題はJSTQBは公開していませんが、ISTQB の方では公開しています。
初回の試験に関しては受験した印象としては、このサンプル問題よりも若干簡単だったかなぁという印象です。
合格率はまだ公開されていませんが、初回の試験では合格者の受験番号を見た感じだと7割、8割以上は合格しているのかなぁと思います。
ただ、初回の試験は既に知識のある人が受ける傾向もあると思うので、今後がどうなるのかはわかりません。
感想
普段の業務では組み込みシステムなどを扱ったりするのですが、ISTQBの区分には組み込みシステムと言う区分はありません。
そのため、一番近いのがこの自動車ソフトウェア担当者になるのかなぁと思っています。
自動車という特有の内容の内容ですが、その試験を勉強することで、高信頼性が求められるようなシステムではどういうことを考えないといけないのか、ハードウェアとソフトウェア双方を検討していくときの開発プロセスとしてどういう風に考えていけば良いのかなどが勉強になったので、受験して良かったかなと思います。